おはようございます、にーしぇです。
最近、ブログを続けてきた中でこの書き続けるという行為でふと頭によぎることが増えてきたとがあるので本日はそんなことを書いていきたいなあと思います。
僕は、作詞家になりたかったんです。
曲に言葉を乗せる。決められた音の中で自分の中の引き出しと闘いながら語句を選んで当てはめる。
その曲の核ともいえるメッセージ性を司るとも言えなくはない作詞。
そんな作詞のプロに僕はなりたかったんです。
幼少期
昔からアニメやテレビをよく見ていたぼくは、録画したアニメのOPとかを歌えるようになるまで巻き戻しては再生を繰り返したりしていました。
また、画用紙におぼえたての平仮名や感じで聞き取った歌詞を書き込んでは練習したりしていました。
歌をうまくなるために書いていたというよりは、歌詞を覚えたかったという一心が強かったです。リズムにうまくはまった言葉をつぶやくことが楽しかったのかもしれません。
この曲はアニメのこういうところを表しているんだ、かっこいい!なんてことはあんまりまだ考えていませんでしたが。とにかく、歌の歌詞に固執していたのは間違いないです。
きっかけ
中学時代に、東方Projectやそれに関する二次創作いわゆる同人作品(東方も同人ですけど)にハマりました。
同人という、プロではないけれど自分たちで作品を作って発表している。という界隈に衝撃を受けました。そこで、僕も何かやってみたいと考えたんですが。
東方の同人で非常に人気があったジャンルに東方Vocalアレンジという、原作のBGMに歌詞を当てて曲にするというものがありました。
これだ!と感じた僕は、気に入った原曲に自分の思った菓子をあてはめたりして遊んでいました。
作詞をいうものはあくまで曲を作るピースの一つにしかすぎません。歌詞があったところで歌う人がいなければそれは曲と歌詞があるだけ、です。
それでも、その原曲から自分の中で広がったイメージを言葉として当てはめていくこと自体が本当に楽しかったのを覚えています。
この頃から、いつかはきちんと作詞担当として歌詞を書いてみたいなあと思うようになりました。
ちなみに、ヤフーブログを始めたのもこの頃で、健全でピュアだったブログに「作詞・ポエム」みたいなカテゴリーが生まれてそこに書いたものを投稿したりしていました。鋼メンタル
同人デビュー
高校に入った僕は、中学の時より行動範囲が広がったということで、動き出すことにしました。
まず同人作品が集うイベント、いわゆる同人誌即売会というものに参加するようになりました。
初めていったのは夏のコミックマーケットで、あまりの人の多さと熱さにくらくらしましたが、それ以上に目の間に広がる同人作品の山に僕は感動していました。
以前より気になっていたサークルさんの作品はもちろん、その場で気になったサークルさんの作品を買いあさっていました。
次に音楽サークルさんなどで作詞を募集しているところはないか、とひたすら調べてはメールで突撃していました。今思えば迷惑なことをしていました←
もちろん、原曲にオリジナルの歌詞をあてはめる遊びしかしていなかった僕は実績などもなく基本的には断られることしかありませんでした。
しかしその秋。SNSで性懲りもなくサーチしていた僕は、たまたま作詞募集の案件を発見しました。
サークルさんに連絡を取ると、未経験でもOKを頂けました。
この時は興奮とかよりも「え?マジ?」って気持ちが多かったのを覚えています。
そして同年の冬のコミックマーケットに出す新譜の楽曲の歌詞を書いてほしいとのことで急ピッチではありましたが初めてにして4曲の歌詞を書くこととなりました。
今思えば、6曲入りのアルバムで4曲も担当させていただけたのは本当にありがたいことだと思います。
これが後々のための大きな経験になったんだなあとしみじみ思いました。
実際に頂いた仮のメロディとそれに合わせる難しさ。言葉が出てこないもどかしさを覚えています。
1曲に対してたっぷり3時間あたりは使ったように思います。
それでも、なんとか書き終えた僕はデータを送付して後は待つのみとなりました。この時の達成感は本当に気持ちがよかったです。
その後、サークルの公式HPにて新譜のクロスフェード(試聴のようなもの)が更新されそこで僕は初めて、自分が作詞して曲として完成したものを目にすることとなりました。
これが僕の初めての作詞家としてのデビューでした。
報酬とか何よりも、完成した作品を見ることがうれしくて。なんどもなんども再生していました。
Neesheという名前がクレジットされているCDを手にしては宝物のように扱いました。いや、聴けよって。
後日同人作品を取り扱うショップに行ってCDを見つけた時もテンションが上がりましたね。自分の参加したものが形になってこうして外に出ているんだっていう実感がすごかったです。
と、ともにもっともっと歌詞を書いて見たいという気持ちがわいてくるようになりました。
中学時代からの「曲に作詞として参加してみたい」というゴールを迎えて「もっともっと歌詞を書いていきたい」というスタートを切った瞬間でした。
高校時代大学生編に続く!